股関節痛となる病気、けが

股関節痛原因となる病気ケガもさまざまにあります。

<多い股関節病気ケガ
赤ちゃん
先天性股関節脱臼(生まれつき股関節がはずれている)
乳児化膿性股関節炎(細菌が股関節について起こる)

5〜8歳頃
単純性股関節炎(急に股関節の痛みを訴えて歩行困難になる)
ペルテス病(股関節の血流不足によっておこる)
大腿骨頭すべり症(大腿骨の股関節側の成長軟骨のところでずれる)

15歳以降〜
変形性股関節症(先天性股関節脱臼の後遺症や白蓋形成不全)
関節リウマチ(関節に炎症が起こる)
特発性大腿骨頭壊死症(20〜50歳に発症する原因不明の病気)

60歳以降〜
大腿骨近位部骨折(内側と外側にわけられる)
ガンの骨転移   
など・・・

なぜ股関節痛がおこるのか?

それはずばり軟骨が減ることで股関節痛が起こります!

股関節は臼蓋という骨盤のくぼみに大腿骨骨頭がははまった状態になっています。この骨頭と臼蓋は軟骨に覆われており、その間に関節液があることでなめらかに円滑に動くようになっています。この軟骨が何かの原因によって減少し、関節のなめらかな動きがなくなり、若い頃に股関節痛がなくても徐々に炎症を起こし、痛みがでてくるようになります。この症状を変形性股関節症と言います。

軟骨が減る原因としては
※生まれつき股関節が脱臼している先天性股関節脱臼や臼蓋が浅い臼蓋形成不全の人の場合(体重をかけたときの重みが骨頭と臼蓋の間に集中してしまい、軟骨を減少させる)
※外傷により股関節の形態が変わってしまった場合。
※骨頭に栄養を送る血管の障害が起こった時。
※リウマチの人などは自己免疫により軟骨が破壊されてしまった場合。
など・・・

このように軟骨が減ってしまい徐々に骨頭と臼蓋の部分が変形することで股関節痛が進行し、股関節の運動能力も低下していってしまいます。

股関節痛を軽くするには・・・

股関節痛を少しでも軽く、また股関節痛の進行を防ぐ方法として、股関節周辺の筋肉を鍛えたり、足の可動域の維持などを目的とした日ごろからのトレーニング、ストレッチなどの運動を行う方法があります。股関節痛のために、運動不足が起こり、これがまた病気や障害などの引き金になる可能性もあります。こういうことから、股関節痛があるから運動できない、しないのではなく、全く逆に無理な運動は除いてある程度のトレーニング、ストレッチなどの運動は必要なものなのです。
特に股関節痛の場合、水中運動が浮力によって股関節への負担が減り効果があるといわれています。自分の症状をよく知り無理のない体重のかからない運動をすることが股関節痛に最も効果的と考えれます。

股関節運動する時の注意

股関節痛に効果的な運動をしようとしても、自分の体に合った運動を無理せず適度に行うことが重要です。股関節にかかる重みを少しでも減らし、少しでも自然に体を動かすようにする運動をこころがけましょう。

●水中運動は水温に注意!
あまり低い水温で運動を行うと逆に体が冷えてしまい筋肉をこわばらせ痛みが増してしまう原因にもなりかけません。適度な温度は32〜35度ほどが望ましいと考えられます。

●痛くて苦しい運動はしない
痛い、苦しいと感じる運動は結局体への負担となってしまいます。また長続きさせるためにはのんびり徐々に運動をしていく方が効果的ではないでしょうか。

●できる範囲の運動で
運動をしていても痛いや苦しいなど感じる運動は体に負担をかけてしまい逆効果になってしまいます。自分自信が一番よく体の状態がわかっているのだから無理をせずできる範囲の運動を徐々にグレードUPしていく方が効果もあるでしょう。

●徐々に運動を進める
股関節症は進行性の障害です。わずかでもその進行を止めれるよう運動で効果がでればいいと考えます。あせらず無理なく徐々に運動を行うことで筋肉や股関節に負担なく効果もでてきます。

●毎日少しでも楽しみながら続ける
毎日少しずつ続けるには楽しみながら行うことが重要です。つらければ続ける事もできず股関節痛への効果も出ません。人と会話しながら運動したり、自分に合った運動を選択しマイペースにのんびり運動を続けていきましょう。

股関節痛の生活での注意

毎日の生活の中で股関節痛を感じるあらゆる動作があります。
股関節痛を起こしやすい動作とその対処法をご紹介しましょう。

●寝起きする動作
寝起きする動作は股関節の屈曲が必要で股関節への負担がかなりかかる動作です。
(対処法)
無理な体勢で体重をかけないようにベッドの高さを調節してみましょう。ある程度の高さがあるほうが腰がかけやすく股関節の動作も少なくてすみます。

●立つ動作
(対処法)
床に直接座っているときは、前の何かにつかまりまず、ひざをつけたままお尻を上げ、前の何かをささえにしながら立つと、股関節への負担が軽くなります。
椅子から立つ場合も基本的には何かにつかまりながら立つことが重要です。

●座る動作
(対処法)
前の何かにつかまり軽く腰を引いてひざを曲げて行くとよいでしょう。

●立っている姿勢
(対処法)
立っている姿勢では足を方幅ほどに開いた状態でまた、お尻に力を少し入れることで股関節の余計な動きは抑えることができます。しかしこのような姿勢もとれない場合は杖などを利用して体重の重みを軽減させる工夫をしましょう。

●歩く動作
(対処法)
姿勢を正しくし腰を引かない状態でひざを体の下から後の方で動かすように歩くと股関節痛への負担が軽減されます。またなるべくゆっくり歩くことがトラブルを防ぐことになります。

●身支度の動作
(対処法)
洗面するときなどは椅子などを使い高さを座りやすい高さに調節し、座ってするようにする方法もよいでしょう。服を着替えるのにかがんだりする動作は股関節症の人にとってはとても大変な動作です。いろいろな工夫できる用具なども最近では売られていますし、周囲の協力もお願いしてみるのもひとつの方法です。

股関節痛に効果的な水中運動

●大腿骨骨頭への血流を促し関節の代謝を促進し股関節の可動域を広げる効果がある水中運動

水中で立ち前の壁につかまります。
片足を、太ももの前後筋を意識しながら前後にゆっくり動かす。
続けて内股の筋を伸ばす感じで左右に動かす
痛みのある場合は無理をせず、小さな動作から行い
徐々に大きくするとよい。
両足20回ほど繰り返すと効果的。


●筋力をつける水中運動

水中で段があるところに座りひざを曲げたり伸ばしたりを繰り返す。
水の抵抗を意識し太ももの筋肉を刺激する。


股関節痛により無意識に悪くなっているバランスを改善する水中運動

まず壁につかまり水中で片足で立つ
片足でバランスを保ちながら、ひざを軽く曲げてしゃがむ動作でひざの曲げ伸ばしを行う。
慣れてきたら手に何もつかまらず行うとよい。


このような運動で筋肉と股関節の働きかけによって、筋力がつき股関節が代謝活性化され、股関節痛を軽減させたり、体の自然な動作につながります。

股関節痛Q&A

Q、股関節痛があるとき、運動は避けたほうがいい?

A、
股関節痛は軟骨が骨の神経を刺激することで痛みがでる状態で、いわゆるそれ以上負担をかけてはいけないという合図です。股関節痛を感じる動作は避けるべきです。運動するなら体重の負担をかけない股関節痛を感じない運動だけです。無理をしては絶対にいけません。


Q、股関節痛にマッサージや針などの効果はある?

A、
マッサージは血流を促し、代謝もよくなり股関節痛軽減につながるかもしれません。針は一時的に神経や筋肉に作用し股関節痛がなくなるかもしれませんがその効果は永続するものではないということを頭にいれておきましょう。



変形性股関節症とは

変形性股関節症(変股症へんこしょう)は乳児期に股関節がはずれている先天性股関節脱臼の治療などを行った人に多く、長い距離を歩くと足の付け根が痛んだり歩き方がおかしくなるなどの症状がでます。
また股関節周辺の骨折や脱臼などケガの後遺症や、特発性大腿骨頭壊死症などの感染症などによっても起こります。

変形性股関節症と診断されるのは30歳以上の女性が多く、女性は男性より5倍以上も多いのが現状です。まれに学生時代に症状がでることもあります。症状が進行しやすい時期は35歳から45歳とも言われています。また特に妊娠中は体重が増加するために一過性のものですが一時的に痛みが増すこともあります。


変形性股関節症と診断された場合、体重のコントロールや重い物を持たないなど、日常生活での注意が必要です。薬の投与で股関節の炎症を抑えながら筋肉の力をつける運動療法を積極的に行うことで痛みも緩和されることになります。
まず自らの股関節の状態を理解し、医師やカウンセラーの指導のもと、毎日家庭での筋力トレーニングを行いうことが重要です。

このような治療を一年以上続けても痛みや症状が改善されない場合は手術を考える必要があります。
変形性股関節症の進行はゆっくりと進行するので焦る必要はありませんし人によってもそれぞれ進行具合が違いますが、徐々に確実に悪化していく人がいるのも確かです。手術と聞いてためらう人もおられると思いますが、今では手術をすれば一生もちこたえられる関節が可能と考えてよいのでもちろん手術をする価値は充分あります。手術をすすめられたなら股関節が破壊される前に予防的に手術をすると前向きに考えるとよいと思います。

変形性股関節症の手術

変形性股関節症手術には骨切り術や、人工股関節などがあります。年齢や股関節の症状によって手術方法が決められます。
人工股関節は痛みが必ずなくなりますが、だいたい20年ほどしかもたないものなので20〜30代は行うべきではありません。もし受けたとしても一生のうちに何度か入れ替え手術を受ける必要がでてきてしまい、しかもその手術の経過も思わしくない確率が高くなります。ですので50歳未満で股関節の症状がひどく進行していない場合は骨切り術を行うのが望ましいでしょう。


股関節やわらかく

股関節やわらかくする事で体の不調や病気を改善できるとも言われています。腰痛・ひざ痛、冷え症、その他さまざまな体の不調の原因として「股関節」が最近注目されているの知っていましたか?!股関節が硬いと筋肉が硬直し姿勢も悪くなり体の動きも悪くその結果ケガや病気を発症してしまいかねません。股間節を日ごろからやわらかく、また何らかの症状が出てきた人は股関節ストレッチ股関節柔軟股関節矯正股関節調整する工夫をしてましょう。

またどんなにダイエットしても、なかなか痩せられないというのは、原因は股関節や骨盤にあるともいわれています。
肥満の原因のひとつはO脚にあるともいわれ、O脚矯正は股関節の矯正が必要と考えれています。

このようにな症状を改善するためにも、注目されている股関節やわらかくする方法、股関節ストレッチ股関節柔軟股関節体操股関節矯正股関節調整などさまざまな方法に挑戦してみるのもいいですね。